オランダでは日本軍占領時代のインドネシアが正しく伝えられていない──。オランダで話題となった書を読みながら、語られなかった真のインドネシア史を探る力作。
最終回 統一インドネシア共和国の成立
第9回 「インドネシア」となった蘭印
第8回 蘭国の武力行使
第7回 混乱する蘭・イ連合
第6回 シャフリルの失墜とスカルノの台頭
第5回 シャフリルとスカルノの権力争い
第4回 急転するジャワの政情
第3回 日本降服と独立宣言
第2回 インドネシアの独立準備
第1回 蘭印の降服
近藤紀子
こんどう・のりこ 翻訳家。1941年山梨県生まれ。63年、東京外語大インドネシア科卒業。64年オランダ政府給費生としてライデン大学に留学。オランダ近代文学を専攻。以来ライデン市に在住。紀子ドゥ・フローメン(De Vroomen)の名前で日本文学の紹介につとめる。日本語からオランダ語への翻訳書として大江健三郎『みずから我が涙をぬぐいたまう日』『芽むしり仔撃ち』『万延元年のフットボール』、大岡信『遊星の寝返りの下で』、安部公房『短編集』、上林好之『日本の川を甦らせた技師デ・レイケ』オランダ語から日本語への訳書として、R・カウスブルック
『西欧の植民地喪失と日本』
F・スプリンガー
『五十年ぶりの日本軍抑留所』
(いずれも草思社刊)がある。