資料を読み誤れば歴史は隠され続ける。近現代史に関わった人々の日記、自伝などから、書かれたことの意味、あえて書かれなかった事実、取り繕われた嘘を読み解く!
最終回 半藤一利編『日本のいちばん長い夏』
第12回 07年中国共産党大会の各紙誌論説より
第11回 長谷川毅『暗闘』
第10回 吉村正『離島百話』
第9回 高松宮宣仁親王『高松宮日記』(3)
第8回 高松宮宣仁親王『高松宮日記』(2)
第7回 高松宮宣仁親王『高松宮日記』(1)
第6回 元宮内庁長官・富田朝彦「富田メモ抜粋」
第5回 木戸幸一『木戸幸一日記』
第4回 工藤美代子『われ巣鴨に出頭せず』ほか
第3回 海軍主計科短期現役士官の回想録『滄溟』
第2回 学徒勤労動員の記録『海鳴りの響きは遠く』
第1回 清沢洌『暗黒日記』
鳥居民
とりい・たみ 1929年、東京生まれ。横浜に育つ。日本および中国近現代史研究家。膨大な資料を渉猟し、徹底した調査、考察をもとに独自の史観を展開。著書に、中国の行動原理を解明した古典的名著
『毛沢東五つの戦争』
、経済開放への道を予言した
『周恩来と毛沢東』
、開戦の真相に迫った
『日米開戦の謎』
、敗戦の一年を重層的に描くシリーズ
『昭和二十年』
(第1期全14巻、既刊11巻)、敗戦60年の節目にアメリカの原爆投下に新たな解釈を加えて大きな反響を呼んだ
『原爆を投下するまで日本を降伏させるな』
のほか、横浜の近代をテーマとした
『横浜山手』
『横浜富貴楼お倉』
がある。2004年に上梓した
『「反日」で生きのびる中国』
は、江沢民前国家主席の「愛国主義教育キャンペーン」の狙いを明らかにし、反日デモを最も早く予測、日本における対中認識の一つの趨勢をつくった。2006年度「横浜文学賞」受賞。